
気分が落ち込む、やる気がでない、食欲がない、仕事に行きたくない
気分が落ち込む、やる気がでない、食欲がない、仕事に行きたくない
うつ病は、気分が落ち込む、何をしても楽しめないといった精神状態で、不眠や食欲不振、疲れやすい、集中力の低下などの身体的症状も伴うなど、日常生活に支障が生じてきます。ストレスを背景に、脳内でセロトニンが減り、脳がうまく働かなくなっている状態であり、ものの見方や考え方が否定的になる傾向もみられます。ひどい場合には死にたい気持ちが強まることもあります。
適応障害とは、ストレスが原因で引き起こされるものです。適応障害の症状には様々なものがあり、それらは、受けているストレスや環境、本人の性質などによって現れ方が違います。過度な不安から起こる症状には動悸や息切れなどがあります。また、何事も悲観的に捉えてしまったり、わけもなく気分が落ち込み、憂鬱感や喪失感に襲われたりすることもあります。学校や会社に行こうとするとお腹の調子が悪くなったり、頭痛が起こってしまったり、腰や背中が痛くなるというように体調不良として症状が現れることもあります。
治療としては、まずストレスの元に気づくことです。その上で、そのストレスから逃れることが可能であれば、一旦ストレスを取り除くか減らした環境で過ごすことが重要です。状況によっては薬物治療を併用することもあります。
双極性障害はハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す病気です。躁状態のときには、浪費や過活動が現れ、周りの人が見ても「ちょっとおかしいのでは?」と感じる程です。双極性障害は躁うつ病とも呼ばれることもあり、うつ病の一種と誤解されがちですが、実はうつ病とは異なる病気で、治療も異なります。