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もの忘れ外来|松山市の心療内科|こさか心療内科・デイケア・もの忘れクリニック

〒790-0963 愛媛県松山市小坂3丁目3-1
089-909-5670
デイケア担当直通090-8088-9167
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もの忘れ外来

もの忘れ外来|松山市の心療内科|こさか心療内科・デイケア・もの忘れクリニック

当院のCT検査(AI搭載)が即日施行できます。それにより正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫などの、いわゆる「treatable dementia」(治療可能な認知症)を見逃すことなく最適な治療を行うことができます。
近年では認知症になっても元気に過ごされる方が増えております。薬物治療だけでなく、デイケアなどの日中活動は認知症の進行予防に有効です。良い状態を保つために一緒に頑張りましょう。

もの忘れ・認知症外来とは

もの忘れ・認知症外来とは

年齢を重ねるたびに増加してしまうのが“もの忘れ”です。私たちの記憶力は30歳から40歳をピークにして、その後はゆっくり低下していくと考えられており、もの忘れは、加齢に伴い、誰でも経験します。ただ、このもの忘れには、色々な種類があり、年齢相応に起こってくる生理的なものと、軽度認知障害(MCI:健常と認知症の中間段階)や認知症の初期段階といった病的なものが存在します。したがって、そのもの忘れの原因を見定める診断がとても重要になってきます。 

当院では病的なもの忘れを早期に発見し、適切な治療につなげられるように、専門医による診察、神経心理検査、CT検査などを用いて、正確な診断を行っています。
病気によるもの忘れであっても、早期に発見し、適切な治療を行うことで、進行を予防したり遅らせることができます。

治療法

治療法は大きく分けて薬物療法と非薬物療法の2種類があります。非薬物療法とは人との交流による刺激や脳トレ、バランスの取れた食事、適度な運動などです。これらを組み合わせることで、認知症の進行予防効果が期待できます。

当院のデイケアでは、認知症の方のプログラムや、シニアの方のための認知症予防プログラムをも行っております。

もの忘れの種類

  • 加齢に伴う生理的なもの忘れ

  • 軽度認知機能障害(MCI

  • 認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症など)

  • 治療によって回復する可能性のあるもの忘れ(慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、うつ病 など)

加齢によるもの忘れと、認知症の症状としてのもの忘れの違いの一つに、自身がもの忘れを認識できているかどうかです。例えば、加齢によるもの忘れは「食事をした事は覚えているが、何を食べたのかを思い出せない」というものです。それに対し、認知症は「食べた事自体を思い出せない」といった違いがあります。

下記のような、もの忘れの症状は、認知症の初期症状の可能性があります。このような症状があれば、一度検査を受けることをお勧めします。ご自身では気付かないことも多いため、周りの人から受診を勧められた時にも気軽に検査を受けるようにしましょう。また、ご家族に下記のような症状があれば、ご本人が抵抗なく受け入れられるように配慮しながら、受診を促すようにしてください。

このような症状がみられたら、ご相談ください

記憶があやふやになってきた(記憶障害)

  • 人や物の名前を思い出せないことが多くなった
  • 何度も同じことを言ったり、聞いたりしてしまう
  • 物の置き場所が分からなくなる事が増えた。
  • 料理の味付けが変わったり、鍋を焦がしたりすることが目立つようになった
  • 食事をしたかどうかを覚えていないことがある
  • やりかけて途中で、忘れてしまうことがある

今まで出来ていたことが出来なくなってきた(遂行機能障害)

  • とっさに適切な判断が出来ないことがある
  • 簡単な計算を間違えるようになった
  • 今まで出来ていた作業が出来なくなった
  • 薬の管理が出来なくなった

なぜかやる気が起きない

  • 以前に比べてやる気や意欲が無くなってきた
  • 服装や身だしなみを気にしなくなった
  • 今まで好きだったことに興味や関心が持てなくなった

場所や時間がわからなくなる(見当識障害)

  • 時間や場所の感覚が不正確になってきた
  • 慣れている場所で自分がどこにいるかわからなくなる事があった

性格が変わった

  • 感情の起伏が激しくなった
  • 以前と比べて人柄が変わった
  • ひどく疑い深くなった

認知症の主な種類

認知症にはいくつかの種類があり、アルツハイマー型認知症が約6割を占めるといわれています。それらに次いで多いのがレビー小体型認知症や脳血管性認知症です。いずれもできるだけ早期に適切な治療を受けることが重要です。

軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment :MCI)

ものごとを記憶したり、判断したり、順序立てて行うなどの脳の機能を認知機能といいます。認知症は、この認知機能の低下により、日常生活に支障が出るようになった状態をいいますが、この認知機能が正常とも認知症ともいえない中間の状態があります。これを「軽度認知障害」といいます。もの忘れが目立つものの日常生活には支障がないという状態であり、現在、この軽度認知障害の段階で発見し、治療方針を立て、認知症への移行を予防していくことが重要なポイントになっています。

MCIでは薬物療法ではなく、デイケアなどにより日中の活動量を増やす非薬物療法がメインとなってきます。

アルツハイマー型認知症

日本人で最も多い認知症で、全体の6割以上を占めています。脳にアミロイドβやタウ蛋白という特殊なたんぱく質が沈着し、それにより正常な脳神経細胞が破壊されることで発症すると考えられています。アルツハイマー型認知症はCT検査で側脳室下角の開大や大脳皮質のびまん性萎縮が見られます。

レビー小体型認知症

脳内にレビー小体といわれる異常なタンパク質が蓄積することにより発症すると考えられています。特徴としては症状の日内変動や幻視(見えないものが見える)、パーキンソン症状、睡眠中の異常行動などの症状が挙げられます。うつ症状など精神症状を伴う事も多いタイプの認知症です。

脳血管性認知症

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が起きて、その後遺症として認知症になるものです。脳血管障害によって突然認知症を発症したり、小さな脳梗塞がたくさんあることで徐々に認知機能低下が現れたりする場合もあります。障害を起こした部位によって失われる機能や症状が異なります。理解力や判断力は保たれ人格はしっかりしているように見えても、記憶力が低下してるというような「まだら認知症」もみられます。脳血管障害を引き起こす原因となる、高血圧、脂質異常症、糖尿病、心臓病などの生活習慣病を患っていることも特徴です。

認知症にはほかにも、前頭側頭型認知症などがあります。

認知症の検査

問診では、これまでの経過をお聞きし、MMSE(ミニメンタルステート)等の心理検査や、当院のCT検査の結果から総合的に診断し、異常があれば必要に応じて治療を行っていく流れとなります。
またその時の検査で異常が無くても、こうした検査を定期的に受けていただくことで、認知症の適切な予防と、早期発見・治療が可能になります。

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