日本人の不眠の有病率は25%程度と高く、ありふれた病気となっております。近年社会情勢の変化などストレスによひ不眠症の方は増加傾向にあります。
不眠にはいくつかの種類があります。床についてから寝付くまでに時間がかかる(入眠困難型)、睡眠途中で目が覚める(中途覚醒型)朝異様に早く目が覚める(早朝覚醒型)が代表的です。
日常生活の工夫で改善するものもあります。例えば床につく6時間前にはコーヒーなどのカフェインは控えたり、入眠前の入浴や運動は避けるといったものです。アルコールも睡眠の質を下げると言われており、晩酌も避けるのが望ましいでしょう。
こういった生活習慣の見直しでも不眠の改善がない場合は睡眠薬を使用するのも一つの手です。昔に比べて最近は安全な睡眠薬が主流となっており、昔ほど副作用や依存性を心配する必要はなくなってきています。当院ではあなたの不眠のタイプに合わせた、最適な睡眠薬を処方することが出来ます。
不眠症は放置すると慢性化する事も珍しくありません。慢性不眠は、不眠恐怖と睡眠妨害連想により悪循環に陥るケースがあります。不眠への過剰な恐怖→眠る事への過剰な努力→筋緊張、交感神経優位→
睡眠を妨害する連想→不眠恐怖…といったものです。こういった方のもつ思考として「必ず〇〇時間寝なければならない」といった睡眠に対する偏った考え方や、認知の問題が根底にある場合が多いです。
また不眠はさまざまな精神疾患の一つの症状として現れている場合もあります。その代表がうつ病です。不眠で来院された方が実はうつ病だったというケースは多いです。原疾患の治療が優先され、睡眠薬を使用しなくても、うつ病の改善に伴い不眠も改善する場合もあります。
当院はその方に最適な治療法を提案します。お一人で悩まずお気軽にご相談下さい。
松山市の心療内科 こさか心療内科•デイケア•もの忘れクリニック