脳内の伝達物質であるセロトニンが減る事で、発症すると言われています。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれ、喜びを感じたり、精神を安定させる作用があります。
病気や失業、転職、配置転換、家族との死別などを契機として発症することもあります。
うつ病は気分の落ち込みや意欲の低下などの症状が初期に出現しますが、それは怠けているわけでもありませんし、気の持ちようで解決する問題でもありません。自然軽快する場合もありますが、日を追うごとに辛い気持ちが増していき、仕事や家事、育児など日常生活に支障を来すようになります。
うつ病の主な症状は以下の通りです。
不眠、食欲不振、自分を責める気持ち、死にたい気持ち、体のだるさ、集中力の低下など様々です。
治療は充分な休養と薬物治療になります。
程度によりますが、お仕事をされている場合は、一時的な休職も一つの選択肢になります。責任感が強い方の場合はなかなか自分では言い出しづらい事が多く悪化するケースも多いです。そういった場合、休職の診断書の提出により、周囲の理解も進み、スムーズに休職まで至れる場合もあります。
薬物治療についてはSSRIなどセロトニンを増加させる薬の投与が中心となります。薬が合えば投薬により回復を早めることが可能です。
当院では投薬治療はもちろん、産業医による休職の診断書作成や、職場との面談や配置転換から復職の支援まで多様なサポートが可能です。お一人で悩まず、お気軽にご相談下さい。
松山の心療内科 こさか心療内科•デイケア•もの忘れクリニック 産業医 武内八郎